無線LANのアクセスポイントを手軽に導入するために、1980円で売っているLaFonera(Fonルータ)を買ってきました。そのまま使うとFonero(と自分)用の無線ルータですが、ファームウェアを入れ替えることで普通のアクセスポイントやイーサネットコンバータなどにできます。
買った場所はツクモ高田馬場店。初めて行きましたが、ビルのワンフロアなので品ぞろえは中の下くらい。
シリアルコンソールをつけるだけのつもりがここまで作ってしまいました。
#もはや手軽ではない
#改造前の画像はUselessHacks.com - FON Disassembleなどで見れます
LaFoneraの分解
前面側のゴム足を取り除くとねじがあるので外します。あとは前面からカパッと。背面側は爪で引っ掛かっているだけです。
シリアルコンソールの接続
LaFonera内にシリアル(TxD,RxD)が出ているピンがあるのでこれとPCを繋ぐんですが、レベル変換(TTL)が必要です。カモンの9-KEを使いました。PC側のコネクタをカッターで切り開いていくと、中にホットボンドで固められた基板があります。
これに直接ピンヘッダをはんだ付けしました。ここから3本信号が出ているので、それをLaFonera内につけたピンフレームとつなぐようにします。(放熱用の穴が丁度2.5mmピッチにあいている)
9-KEにもともとついているケーブルの色と信号の関係は次の通り。写真の内部配線もそれにならっていますが、赤を3.3Vにつないでいます。レベルコンバータICなどをつなぐ場合電源が必要なので外に出せるようにしておきました。
ヒートシンクの増設
参考Webサイトでは発熱がすごいとの事だったので、ヒートシンクを増設しました。これまたカモンのHS-12216です。つけてみましたが、室温26度でカバーを開けた状態で53度、閉めて59度までいきました。まずはる一番のほうが良かったかな...
電源供給元の変更
電源はACアダプタからではなくサーバから取るようにケーブルを作りました。「5」と書いてあるのは、普通黄色は12Vだけど違うよということです。LaFoneraのアダプタは外径5.5mm/内径2.5mmですが、秋月のACアダプタとの互換性を考えて5.5/2.1にしてあります。分岐してルータにも電源を供給します。ここで5.5/2.1→5.5/2.5にしています。
ともにACアダプタの仕様が5V2Aなので20W必要ですが、そこまでいかないよね。サーバーもACアダプタなので容量不足が少し不安です。
[追記]LaFoneraの電流値は360mAでした。無線側から通信とかでも変わりませんでした。
買ったもの
- LaFonera (ツクモ)
- データ転送Cable カモン 9-KE (千石)
- ピンヘッダ 2x4 (秋月)
- ピンフレーム 2x4, 2x5 (秋月)
- ヒートシンク カモン HS-12216 (千石)
- DCプラグケーブル付き 5.5/2.1 (千石)
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- DCジャック 5.5/2.1 (千石)
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- DCプラグ 5.5/2.5 x2 (千石)
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- PC用電源コネクタとかはありもので済ませました。圧着ペンチがないので途中ではんだ付け&熱収縮チューブですが。
- RS232Cケーブル カモン 99MF10 (千石)
参考Webサイト
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