コクヨの黒曜石レビュー:いろいろなソフトで使ってみた

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ケータイWatchに気になるものが。

ヨドバシカメラに寄ったら3600円で売られていたので買ってみました。他のショップでも3000円台前半で買えるようです。Amazonだと3200円くらいから:コクヨ フィンガープレゼンター 黒曜石 ELA-FP1

「黒曜石」はスライドをワイヤレスで操作する「プレゼンター」に分類される商品です。スクリーンの近くなどのPCから離れた場所でプレゼンが行えます。

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なんといってもこの特徴のある外観が印象的です。宝石みたいな面取りがされた円形をしています。さすが黒曜石パワー。ちなみに黒曜石の石言葉は「摩訶不思議」だそうです。

ボタンは3つ。中央のNEXTで次のスライドへ(PageDownキーに相当)長押しでスライドショー開始(F5キー)、右のBACKで前のスライドへ(PageUpキー)、左のBLACK OUTで画面を真っ暗に('B'キー)できます。

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付属品はこの通り必要十分。PC側に付けるレシーバー(最大約15mまで通信可能)、指に付けるためのリング(写真右)、レーザーポインターに付けるためのリング(写真左)、ボタン電池LR43が一つ、キャリングポーチです。リング付けると指向けのほうは本体が横向きになりますが、レーザーポインター向けは縦向きになります。

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電源スイッチは本体側面にスライド式で備わっています。

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電池寿命は連続使用で15時間です。LED点滅で交換時期がわかりますが、消し忘れないようにしましょう。電源を入れたときに数秒光って消えます。

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対応ソフトはWindows XPから8でMicrosoft PowerPoint 2003から2013、Mac OS X 10.5から10.8上でMicrosoft PowerPoint 2008と2011、あとApple Keynote '08と'09となっています。PowerPoint 2013で試してみました。

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Nextの長押しでスライドショーを開始できます。少し使用した感じでは、「戻るは左へ」というイメージがあるので、BACKボタンも左の方がいいかなと思いました。上下逆にも使えるので、指には逆さまにつければ問題ないです。

キーの説明のところで同時に説明した通り、ボタンを押すとOSはそれぞれのキーが押されたと認識します。

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キー入力確認はファイル名を指定して実行でmskeyと入れるとMicrosoft Keyboard Diagnosticsが起動するので手軽でおすすめです。

この原理であれば、対応ソフト以外でも使えるのではと思い、いくつかのソフトで試してみました。

まずはLibreOffice Impressから。ショートカットキーはPowerPointと同等のため、全機能が(といっても4つだけですが)使えました。

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HTMLやMarkdownでスライドショーを作成して、ブラウザでプレゼンテーションを行えるreveal.jsを試しました。こちらもスライドショー開始を除いて動作しました。縦向きのスライドも順番通りに移動してくれました。ブラックアウトもしますよ。スライドショー開始だけはF5のためNextを押し続けてはいけません:-)

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ブラウザもいけます。縦に長いページをお茶やコーヒーやエナジードリンクを飲みながら読むときにはキーボードから手を放して、椅子に身体を預けたいものです。

今や超大人気なハードウェアプロトタイピングツールのArduinoですが、USBホストシールド等でキーボードとして「黒曜石」を認識させて、ワイヤレスコントローラーとして使うこともできるでしょう。

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秀丸は...'b'しか打てませんね。文字数カウントができるのでカウンターとしていかがでしょう。

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最後に。レシーバーはなくさないように、リングの穴に収納することができます。電池切れに備えて予備のボタン電池も一緒にポーチに入れておきましょう。

挿してすぐに主要なプレゼンテーションソフトで使えるのは良いと思います。値段は単機能の割に若干高めですが、この形は「黒曜石」が実質唯一なので、手が空く便利さ、物珍しさに価値があると思う方にはおすすめです。3000円切ってくれればうれしいかな。

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