WD RedをRMAサービスに申し込みました[追記あり]

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最近、HDDのようすがちょっとおかしいんだが。

昨年末にNASからアラートメールが飛んできました。

[HDD SMART] HDD 4 Rapid Test result: Completed: read failure.

HDDの1本でエラーが出ている模様。詳しく診るために完全テストを走らせました。1日後結果が出ましたが、

[HDD SMART] HDD 4 Complete Test result: Completed: read failure.

あーだめですね。NASを停止してWestern DigitalのData Lifeguard Diagnostic for Windowsで詳しく見てみましょう。

うちのNASはオリオスペックでメモリ増設されたQNAPのTS-469Proです。決して安くはないですが、非常に高速で多機能なのでおすすめです。HDDはFreeTで予約したWD Redの2TBを4本挿していました。別のNASのために追加で2本買ったときに、当時店員のMさんに「たった2本ですか?」と聞かれた思い出:-D

まる一日かけた完全テストの結果

USBでつないでいたのもありますが、容量が容量だけに、完全テストに27時間かかりました。結果は以下のとおり。

20140116_1
Test Result: FAIL
Test Error Code: Too many bad sectors detected.

不良セクタが多すぎて代替セクタで賄いきれなかった模様です。これは早速交換しましょう。

先にNASの復旧

交換の前にNASを復旧しないといけません。NASは4台のRAID 5で行っていたのでこれ以上壊れるとデータが失われてしまいます。復旧は簡単で、電源を切って故障したHDDを新しいHDDに入れ替えるだけです。あとは自動でRAIDアレイの再構築が始まります。こういうときのために予備のHDDは用意しておきましょう。

12:34:42 System started.
12:35:05 [RAID5 Disk Volume: Drive 1 2 3 4] Drive 4 added into the volume.
12:39:35 [RAID5 Disk Volume: Drive 1 2 3 4] Start rebuilding.
22:42:10 [RAID5 Disk Volume: Drive 1 2 3 4] Rebuilding completed."

復旧はちょうど10時間で終わりました。その後の定期テストも問題ないようなので健康状態を取り戻しました。ちなみに容量の拡張もWebのインターフェースから指示に従って1本ずつ入れ替えていくだけで行えるようです。

RMAサービスの申し込みと梱包

RMAも比較的簡単でした。WDポータルにユーザー登録をしてHDDを登録します(HDDのシリアル番号が必要)。持っているWDのHDDを全部登録しておけばRMA可能か確認できるので便利です。「製品交換」を選択して故障したHDDをRMAに申し込めます。

この時に2枚の書類が作成されます。A4で4枚くらいの「RMA (返却承認)手順指示情報」(左)と、送付する梱包に貼るRMA番号が書かれたラベル(右)です。

20140116_520140116_6

「RMA (返却承認)手順指示情報」は2か所にサインして梱包の一番上に入れておきます。バーコード付きのラベルは梱包の箱の3面に貼る必要がありますが、そのうち大きいラベルをSAL便の宛名に使用できます。あとHDD本体は帯電防止の袋に入れておく必要があります。海外へ送るので、緩衝材でしっかり包みましょう。ちなみに箱にはRMA番号も大きく書いておくと良いそうです。

20140116_2

正月の郵便局へ

まだ正月で通常営業が始まっていない郵便局へ行ってきました。大きめの郵便局にある24時間対応のゆうゆう窓口が幸いにも開いていたので「SAL便で海外へ送りたい」と伝えたところ、「税関申告書」をもらいました。これに記入します。

20140116_3

記入内容は「RMA (返却承認)手順指示情報」にあり、迷う事はありませんでした。品物の明細の "In Warranty Replacement" とHSコード "8471.70.4065" で、保証の為の荷物の移動を示すのかな?重量などの情報が一部足りないので製品情報などで調べる必要がありました。あとは下にサインしておけば良いです。

SAL便は送料が安い(今回800円でした)かわりに、届くのに2週間から20日程度かかるようです。RMA番号は発行日から30日間有効のため、発行後にすぐに送る必要があります。間に合わなさそうな場合は送料が高くなりますが、国際スピード郵便(EMS)という手もあります。

ステータスが変わるのを待つ

写真の通り、送ったのが1月5日なので、向こうにはまだ届いていないようです。今の状態がどうなっているかは、WDポータルの「RMAの状況」から見ることができます。何か変化があれば追記します。

[追記] WDよりメールが来ました

詳細は以下に書いています。

参考リンク

Web検索してみるとWDのRMAサービスを使用した体験記がいくつかあります。以下は詳しく書いてありますのでおすすめです。

おまけ

20140116_4
新郵便処理システム実験の碑

今回行ってきた川越西郵便局は田んぼの中にある非常に大きな建物です。入口の横にこんな碑がありますよ。

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