逆流防止を目的に挿入したダイオードですが、ここで副作用が。サブの目的であったUSB接続のHDDが起動しません。ダイオード挿入前は大丈夫だったので原因はそこにありそうです。
どうやら1N4002の順方向電圧降下(VF)を甘く見ていたようで、1AでMax. 1.1Vもあります(データシート)。実際、USBハブのコネクタからは4.5V程度しか出ていません。
対策
- 順方向電圧降下の低いショットキーバリアダイオードに交換してみます。(3Aで0.55V)
- マザーボードのUSBコネクタからとっているUSBの電源をメインの電源ラインに切り替える
後者のほうが確実な気がしてきました。作ったら報告します。
[追記]
後者の方法で改造しました。ダイオードは取り外しました。
USBケーブルのマザーボード側がちょうどバラバラだったので改造は容易でした。電源の2本を抜いて、メインの電源ラインをファン用変換ケーブルにつなぐだけ。ただし、一般的にファンの電源は12Vラインにつながっているので5Vラインとの入れ替えが必要です。
PCの電源が切れる、またはスタンバイ状態ではUSBハブの電源は切れます。以前はUSB接続のHDDがつながっている状態でスタンバイすると、メインの電源供給は切れますので供給電流が足らず、カッカッカッカとモーターが回りそうで回らない嫌な音がするので、ハブへの供給が中途半端になるのがいやでした。
改造のまとめ
- セルフパワーUSBハブの電源供給元がACアダプタでコンセントが埋まる→PCのメインの電源ラインに変更
- スタンバイ時にUSBコネクタからのスタンバイ電源がUSBハブを通してメインの電源ラインへ流れ込むのでファンコントローラが誤動作する→メインの電源ラインにダイオードを追加
- ダイオードの順方向電圧降下の影響でUSB接続のHDDが動作しない→ダイオードを取り外す
- ダイオードがないと誤動作する→USBコネクタの電源供給元をメインの電源ラインに変更
#USB側の電源を供給能力の高いメインの電源に替えたから、ハブのACアダプタの入力はなくてもいいかなぁと思い、はずして(USBからの電源供給のみで)HDDをつないだのですが、やっぱりまわりませんでした。
コメントする