今更感が大きいですが、友人に話していたネタで「ブログに書いてよ」と言われたので書き残してまとめておきたいと思います。
まずは1つニュースから。
EU加盟各国の携帯電話の充電端子がmicroUSBになるという話題です。もちろんこれにはiPhoneも含まれるでしょう。今回はmicroUSBとLightningのメリット・デメリットを比較してみます。
東京でセキュリティの仕事をしている小江戸民のブログ
今更感が大きいですが、友人に話していたネタで「ブログに書いてよ」と言われたので書き残してまとめておきたいと思います。
まずは1つニュースから。
EU加盟各国の携帯電話の充電端子がmicroUSBになるという話題です。もちろんこれにはiPhoneも含まれるでしょう。今回はmicroUSBとLightningのメリット・デメリットを比較してみます。
長々と書くのも考えましたが、それは後回しにして簡単に表にまとめました。
ポイント | microUSB | Lightning | コメント |
---|---|---|---|
入手性 | 手に入りやすい | 手に入りやすい | Lightningケーブルやアダプタはコンビニでも入手できるようになりました。 |
機能 | 高い | さらに高い | カードリーダやUSBホスト、映像・音声出力機能はmicroUSBでも同じことができますが、他の豊富なアプリと連携した周辺機器はLightningならではですね。 |
値段 | 安い | 高い | Lightningは認証チップが入っている事もあり、値段が高いです。認証チップは部品コスト・組み立てコストに関わり、それはケーブルの値段に跳ね返ってきます。 |
使いやすさ | 悪い | 良い | Lightningは表裏どちらでも挿せるのが大変良いです。USBはこれが悩みの種ですが、向きを気にせず使える新たなType Cコネクタが策定中みたいですよ。 |
品質 | 十分 | やや注意 | microUSBはあまりにひどいものはない印象です。LightningはMFiプログラムがありますが、認定のない製品が出回っているので注意が必要です。認定あればOK。 |
まずLightningについて。PC周辺機器の多くはUSBで接続されているので、iOSデバイス1台のみを所有している身としては「専用ケーブルはやめてほしい」というのが正直なところです。microUSB-Lightning変換コネクタは持っていますが、小さいが故に無くしやすいですね(1回なくしました)。ただ、表裏を気にしなくていいというメリットは大変大きいと思います。
microUSBは様々な機器で使用できるますが、表裏の向きがあるのが悩みの種です。向きですよ向き。microに限らず通常サイズのA端子の対称性といったらもう!スマートフォンとmicro端子に限った話では、表裏の向きがメーカー・モデルでバラバラであるという点が根幹にあると思います。おとなしくType Cコネクタの製品とケーブルを待ちましょう。
USB機器には必ずと言っていいほどUSBケーブルが付属してきます。買ったセットですぐに使えるようにというメーカーの意図があると思いますが、機器の使い方は人それぞれですので、付属のUSBケーブルが使い方に合っているとは限らないという問題があります。なお、一部の家庭用プリンターはネットワークにつながるようになった事もあり、USBケーブルは別売りになっている事があります。予備として少しの余剰量があればよいので、多くのUSB機器で別売りになってほしいですね。
この話題を取り上げたもう1つの動機が、ジェットダイスケさんのLightningケーブルがゴミ増やしてユーザ利便性を損なってると思いますか?という記事です。
特にminiBなのかmicroBなのかはここ数年の大問題。『機種変更をしてケーブルが不要となり、廃棄物になる』という指摘もまさにUSBのためにあるのでは?(笑)
USBの問題点はコネクタの種類が多いという点であり、これは今後継続して使用される保証のないLightningにも同じことが言えます。USBやLightning-Dock共に変換コネクタがありますので、古いケーブルや周辺機器はすぐには廃棄物にはならないでしょう。それに加えて想像ですが、Lightningは認証チップがあるため、製造時および廃棄時の環境負荷は高いと思います。これは使われないUSBケーブルと比較をしても大きいデメリットです。
Lightningは魅力的な周辺機器が使えるメリットと、iOSデバイス専用ケーブルであるというデメリットがあります。microUSBは汎用性がある一方、向きがあるのとサイズの互換性のデメリットがあります。共に、使われない、または使われなくなったケーブルが発生したときにエコじゃないよね(ちょっと端折りすぎた)。
おまけ:microUSB機器を多く持っているけれどiOSデバイスもある方は、やはりmicroUSB-Lightning変換がおすすめです。なくさないように他のものに付けられる紐が付いた製品がいいと思います。
それにしてもEUはマイクロソフトのWindows Media PlayerとInternet Explorerの件といい強いよねぇ…。
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