i-dioのV-Low Wi-Fi チューナー TUVL01の受信環境を外部アンテナで整える #idio

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i-dioという放送が始まると聞いてWi-Fi チューナーのモニター応募をしたところ、2月はじめにV-Low Wi-Fi チューナー TUVL01が届きました。

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3月1日、平日の正午から放送開始ということで、会社の居室で聴いてみましたが、アンテナピクトが1つになるかならないかのぎりぎりのラインでした(アンテナに触ると受信できました)。帰りの電車の中でも試してみましたが、「アンテナの付いた白い箱とにらめっこしてる人」になりかねないので鞄の中でアンテナを伸ばして聴いていました。ビルの多いところでは途切れがちですが、開けたところでは聴くことができました。

受信できれば「地上波最高音質」なだけあり、移動中でも聴いていて心地いいです。ただ、アプリはとりあえず使えるくらいの出来なので今後に期待ですね。技術仕様を公開して、サードパーティーから出るようにしてほしい…。家にいるときはいつも適当なポッドキャストをかけているのですが、そのレパートリーとして加えるには大変よいと思ったので、家での受信環境を整えてみました。

屋内に設置すると受信感度が十分ではないTUVL01ですが、幸いにも3.5mmミニジャックの外部アンテナ端子があります。これを使って市販品で済ませましょう。

まず普通のアンテナ端子(いわゆるF型)に変換します。Amazonでは「整合器」で探せます。

ミニジャックから、通常のテレビやレコーダーで使われているのと同じF型コネクタに変換したので、このまま既設のアンテナケーブルに繋ぎたいところですが、地デジの周波数(UHF)とi-dioで使用しているV-Low(VHFの1~3ch)の周波数が異なるため、アンテナとして使用するには適していません(古い家でVHFのアンテナが残っていて配線がされている場合はこの限りではありません)。もうVHFのアナログ放送は終わってしまったので、VHF対応のちょっとしたアンテナを入手するのも難しいです。

何かいいものはないかと考えていたのですが、FMラジオ用のフィーダーアンテナが入手性とコストパフォーマンスに優れていると思いました。

Victor JVC FMフィーダーアンテナ CN-511B
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日本のFMラジオで使われている周波数は76~90MHzであり、V-Lowの周波数はこのすぐ上(90MHz~108MHz)なので、FMラジオ用のアンテナはV-Lowを受信するのに適しています。 アナログ放送時代のFMラジオではTV1~3chの音声受信まで対応しているものが多くありました。(今のTV音声対応ラジオはワンセグを受信するようになっているみたいですね)

フィーダーアンテナは部屋の壁の高いところにTの字に張ります。まず手で広げてみて一番受信できる方向を探すのが良いでしょう。

あとはF型とフィーダーアンテナのインピーダンスを変換します。アンテナプラグでOKです。

接続はこんな感じ。電源はUSB-ACアダプタで取っています。 20160310_2.jpg

受信感度も良好です。大成功! 20160310_3.png

上で紹介した商品は店頭で見つけたものなので、Amazonだともっと安いものがありますね。

あとは視聴用のスマートフォンですが、iPhone/iPadよりAndroid端末のほうがWi-Fi Directで接続できるので、同時に家のWi-Fiへ接続してインターネットもできます。

1000円~2000円前後で地上波最高音質を安定して聴けるようになりました。チューナをお持ちの方はお試しあれ。

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