4Kモニタ時代に悩ましい事

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今年は「4K元年」になる(と勝手に予想

今年はまぎれもなく「4K元年」になるでしょう。日経TRENDYが毎年やっている「2014年ヒット商品ベスト30」にはランクインする事間違いありません(過言。参考:「2013年ヒット商品ベスト30」が発表! 1位は「コンビニコーヒー」

そろう撮影と視聴環境

4K薄型テレビの市場が立ち上がり、同時に4K撮影環境もぐっと身近になると思われます。AV Watchから関連ニュースの一部を並べておきます。また、次世代放送推進フォーラムによれば衛星試験放送も始まるようです。

PCモニタの現状

AVではこのような状況ですが、PCに関してはすでに2013年にシャープの製品が実売45万円で出ていて、Amazonでは現在も1インチ1万円を超えています。出力するための環境もDisplayPort搭載グラフィックボードやノートPCが増えてきました。


シャープ PN-K321

これが昨年末になってDELLから24インチクラスで1000ドルを切る製品が出てきました。32インチのほうはまだ高いですが、DPIの違いによる扱いやすさと相談すればよいと思います。


Dell UP2414Q


Dell UP3214Q

PC用モニタとしての需要は、その画面の広さ(情報量の多さ)にあるでしょう。画像編集ではファイルを扱いながらレタッチ前後の比較をしたり、デザインでは24インチあればA3見開きが表示できます。プログラミングは資料を見ながら複数のソースコードを同時に見ることができます。情報量の多さは作業効率の向上につながります。

ここまでが前置きで、この後は私の環境での悩みという本文です。

私の環境

私の環境には複数のPCを扱うために、デュアルリンクDVI対応の切り替え器を使用しています。デュアルリンクDVIでの最大解像度は、例えばWQUXGA(3840x2400)@33Hzとなり、リフレッシュレートが落ちてしまいます。現在の4Kモニタでは、4K解像度を映すのにほぼDisplayPort必須となっているようですし、HDMI1.4または2.0のものも出てくるでしょう。4KモニタとPCを1対1、またはモニタの入力端子を各PCにつなぐ事で切り替え器のように扱う事ができますが、キーボードとマウスの切り替えを別途行わないといけません。切り替え器をDisplayPortのものに変える方法もありますが、Amazonで4ポートが6万7千円と値が張ります...。デュアルディスプレイ対応はうれしいですがUSBが2.0なのが惜しいところです。


ATEN CS1944 USB2.0・Mini DisplayPortデュアルディスプレイ対応 4ポートKVMPスイッチ

ATEN CS1942 USB2.0・Mini DisplayPortデュアルディスプレイ対応 2ポートKVMPスイッチ

1つの理想としては、モニタがPC切替機の機能を持てば良いと思っています。さらにDisplayPortのデイジーチェーンでマルチモニタや各PCへのモニタ割り振りができれば交差するケーブルの数が減りますね。図にするとこうなります。ケーブル超すっきり。イメージではAppleのThuderbolt Displayが複数のThuderbolt端子とディジーチェーン用DisplayPort端子を持ち、切り替え機能を持っていると想像してください。

20140108_1.png

まだDisplayPortでの4Kデイジーチェーンはできなさそうですが、個人的にWQHD(2560x1440)やWUXGA(2560x1600)対応でも出ると一式そろえたくなります。

(それ以前に4Kを出せる環境がないのは妄想のお約束)

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